管理栄養士は、栄養士の資格を取った後にチャレンジする資格
管理栄養士は栄養士と似ていますが栄養士よりも更に高度な知識と技術が必要になります。つまり一度、栄養士の資格を取った後にチャレンジする資格なのです。
管理栄養士は、個人に対して病状や体質などを考慮した栄養指導を行うことになり、ここが栄養士との違いのポイントとなります。病院や老人ホームなどでは医学や臨床面からも専門的な知識が必要になりますので、医師や看護師と同じくチーム医療の一員として栄養面からの指導やサポートが管理栄養士には求められています。
管理栄養士が患者さんに行なう栄養面からの指導やサポートは、指導料という名目で報酬を得ることになるのですが、そういった面からも資格手当が望めることできちんとした仕事をこなせば昇給する確率も増えてきます。
また管理栄養士は国家資格になるため、全国どこでも働くことが出来ますので、職場も幅広くあるのでライフスタイルに合わせた仕事が出来る職種ということが言えるかと思います。
このようにメリットの多い管理栄養士ですが、資格を取得するためには、まず栄養士の資格を取得することが大前提となります。それから更に1年に1度だけ行なわれる、管理栄養士国家資格に合格すれば晴れて管理栄養士として働くことが許されるのです。
管理栄養士は数ある国家資格の中でも非常に難関
この国家資格は数ある国家資格の中でも非常に難関とされており、並大抵の努力では取得することが出来ません。毎年の合格者も平均20%と狭き門になっています。 勉強方法としては専門学校に通うか独学の2種類がありますが、独学で合格するのは非常に難しいとも言えます。特に働きながらの受験は困難を極めるでしょう。
しかし実際には、栄養士の資格を取得して2年間の実務経験を得た後にこの資格取得に向けて勉強を開始する方が多く、そういった方は働きながらの受験の準備をおこなっていることになります。それで合格をした方も多くおられますが、それだけ努力が必要という事がお分かりいただけると思います。
そんな管理栄養士の資格受験のためには栄養士の専門学校が開催する対策講座や過去の問題などを繰り返し勉強するのがやはり効果的です。 試験科目が多いので、全教科をもらすことなく勉強するためにもスケジュールを立てて勉強を開始することが重要なポイントになります。
平日は3時間、土日は5時間といったようにスケジュールを決めれば集中して行なう事が出来ます。またこの日はこの教科という風に決めておくような勉強法もいいかと思います。
実際の試験の際のコツとしては、試験の問題数も多いため分からない問題で、つまずけば時間が足りなくなってしまう場合もありますので先に分かる問題から解いていくということは覚えておかなければなりません。自分が納得できるまで勉強しないと試験当日になって慌ててしまいがちです。ですので出来る限り余裕を持って試験に臨みたいものです。そうすれば分からない問題が出た場合でも焦らずに何かしらの答え導く事が出来ると思います。
管理栄養士試験合格のためには、とにかく努力を惜しまないことが試験合格への鍵となることは間違いありませんのでしっかり準備をおこなって試験に望む事を心がけましょう。